SIM ロックフリースマホをもって海外に飛び出して
現地のプリペイド SIM をつかうとこうなった

SIM ロックフリー携帯を改めて選びなおすにあたりあれこれ考えた、というか考え中

今回の表題の通り、二年持たずに、世にいうスマホが使えない状態になりつつあるので、さて買い換えねば、と思いながら、携帯の契約がb-mobile だから自分で機材を調達する必要がある、どうせ買うなら人とは少し違うのがいい、けどハードにあれこれしないといけないのは嫌だという難のある性格、という諸般の事情だけに留まらず、いろいろあって選ぶのに難航しております。

そこで、性格上の問題はさておき、なんでこんなに悩むのか、という技術的な背景を、久しぶりのブログネタ、という形にして文章にしながら、shi の脳みその整理にまたお付き合いいただこうかと考えております(にっこり)

さて。
一番最初に読者各位に、こんな疑問があるのではないでしょうか。

「あれだけ iPhone / Mac 信者なんだから、iPhone 5s でおわりじゃねーの?」

また、難のある性格を知る方たちであれば、さらにこんな乗り突込みをかますのではないでしょうか。


「ああ、国内のスマホユーザーの半数以上が iPhone だから、嫌なんだ」


。。。えっと、自分で書いていてなんですが、私ってどんな人ですかっ!

って、まぁ、人と同じが嫌いなのですが(笑)
でも、実は、iPhone 5s を選ばない理由はもう一つあるんです。

iPhone 4s までは、3G がFOMA プラスである 800Mhz を普通につかんでいたのに、5 になってからつかまない仕様に代わっているんです。まぁ、LTE でつかんでいるからいいよね、という考えに立って作られているのだとは思うのですが。。。

って、今、あまりわかっていない人から、なんのこっちゃ、という声が聞こえてきそうですね。ええ、実はこの問題が機種選択のボトルネックになっているのです。

SIM ロックフリーが叫ばれて、b-mobile のような MVNO が出てきて、SIMロックフリーの携帯がそれなりに世に出て来たり、こっそり持ち込まれて使われている世の中になってきたので、

SIM ロックフリーだったら、対応する携帯と、携帯会社のSIM を刺せばなんでもうごくんじゃね?

と、一般的に思われても不思議はないと思います。ええ、そこは普通に期待するところですよね。でも、実際はちょっと違うんです。というのは、日本向けの携帯なら、日本の携帯会社の提供する周波数帯を必ずカバーするように設計するのですが、これがグローバルモデル、ということで海外で作られている機種だと、コストとかグローバルと言いつつもメインに考えるマーケットの都合から、世界中で使われている周波数帯すべてをカバーする、というデザインはほとんど皆無ようです。実際、日本向けモデルも、docomo の World Wing のサービスのページを見るとわかるように、携帯電話の海外での利用可否について Class 1 から Class 4 までのどれか、という説明の仕方をしています。これは、LTE/3G/2G (GSM) の違いだけでなく、世界で使われている周波数帯のうち、どれをカバーしているから、この国や地域で行ける/行けない、を示しているんですね。

引用で心苦しいものの、Wikipedia の LTEや W-CDMA / CDMA2000 の 3G の周波数帯のテーブルを見る通り、まぁ、LTE で 40 のバンドが、3Gでも W-CDMA で26、CDMA2000 で 16 あり、国内では国内の事情でこれらのうちのいくつかを使っていて、他国も他国の電波管理の都合で適宜バンドを選んで使っている、ということですので、海外モデルを選ぶときに、どれだけ日本で使われているバンドも含まれているかを見てあげる必要もありますし、見ないで買うとどうなるかというと。。。

一番如実に表れるのが、FOMA プラスと呼ばれる 800Mhz 帯をつかまないと、都内ですら通話とかパケット通信とかが実は厳しくなることが多い

というところなのです。その意味では iPhone 3Gs は偉大でした。

で、もしリンク先の周波数帯のテーブルを見た方ならばわかるかと思うのですが、実はdocomo と SB (根本的に無線アクセス方法の違うAU も)とで周波数帯が微妙に違っていて、SB の使っている 2100Mhz と 900Mhz をカバーする携帯は結構多かったりするんです。が、SB がMVNO に回線卸を始めるといわれているのは2014年4月以降。それまでの間は、MVNO の SIM を持つ人たちは、800Mhz のFOMA プラスが入るかどうかが死活問題になりえるのです。

まぁ、LTE になると、docomo 的にはどうも楽そうなのですが(笑)古くから使っている 3G までの SIM をそのまま使い続ける、という前提だと、上記を勘案する必要がどうも出てきます。

じゃあ、どすんべ、というところなのですが。。。世の中には私より悩んで、ちゃんと先に行動をする偉い人ってたくさんいるんですよねぇ。また引用で恐縮ですが、隠れFOMAプラス対応端末リストというまとめがありまして。。。上記を踏まえてあれこれ探したり、さらには root を奪ってファームウェアを書き換えることで何とかしている方たちもそれなりいらっしゃるんですよねぇ。。。頭が下がります。

じゃあ、これを読んでファームを書き換えたら、
Xperia Z1 や Zperia Z Ultra あたりが動くことになっているし、LTE も使えるんだからいいんじゃない?

で、終わりにしたいですよねぇ。したいですよ。個人的にも(笑)でも、rootは取らないって決めたんで(笑)


そうしたら、どうするか。
docomo で出ている機種の白ロムを手に入れるか。


あと2つほど選択肢があるんです。実はリストに入っていないけど国内の技的マークも取って800Mhz も押さえているSIM ロックフリー。

一つは ASUS の Padfone / Fonepad シリーズ(笑)

いや、好きなんですよ。コンセプトとか。ずっとあちこちで言ってますけど。
しかし。。。どうもいざ最終的にと思うと腰が引ける。微妙にロースペックで、かつネット上で、Fonepad は 「800Mhz 帯でパケットが詰まる」という致命的な問題を持っていたりしますんで。。。

もう一つは Nexus 5!
悪くないでしょ?でも。。。b-mobile の 3G SIM では動かないそうなんです。
そう考えると。。。


まぁ、素直にSIM を LTE 対応のに交換してもらって LTE 対応の機種を選ぶほうがこんなに悩まないで済む、ということのようです。

お後がよろしくないようで。。。


追記(28/Feb/2014)
なんて書いていたら、FleaPhone CP-F03a なる dual 3G SIM 対応、国内技的マーク付き、ちゃんと800Mhz 対応な商品が発表された、そうです。が、スペックもさることながら、dual 3G SIM 対応って珍しいものの dual stand-by にならない、というのがもったいなくって。。。値段は安いんですけどねぇ。。。

(と、この記事を書いたのが、2014年の2月。結局 Nexus 5 を買いました。Bluetooth 4.0 とかいろいろおもちゃがあったので。でも、bmobile の 3G が使えないので、bmobile の契約を LTE に変えるというひと手間をやりましたが。。。一般的に海外の Prepaid SIM は 2G から 3G、3Gから LTE に変えることはできません。Top-up した分を使い切るかあきらめて新しい番号に乗り換えて、ということなんでしょう。Prepaid なんだから番号に固執する必要もなかろう、ということで。)

(追記:2/Feb/2016)
海外の Prepaid SIM、2Gから3G、3Gから LTEに変更不可、かと思ったら、案外勝手にアップグレード対応してくるケースが最近増えてます。香港の3とか今行けば LTE 対応だし、シンガポールの M1 もこの間普通に LTEが使えてました。契約自体は当初の2Gとか3Gとかのままですが。。。
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About Shinobu Miyata

I... a financial consultant based in Tokyo. But... sometimes becoming crazy for omelets around the world, and nomad working life style. Namely, just a nerd.